いびき 睡眠時無呼吸

耳鼻咽喉科医から見たYa●oo!ショッピングのいびき防止グッズランキング?

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Ya●oo!ショッピングのいびき防止ランキング???

Ya●ooショッピングで検索されている人気キーワードランキングで

「いびき防止」のランキングページというものがあったので

覗いてみました。

 

いろいろな商品が 挙げられています。

どの商品も使用される方によっては、

ある程度の効果が期待できるかもしれませんが、

それだけでいびきや無呼吸がしっかり治療できるのなら、

CPAPなんて必要ありません。

 

商品のカテゴリー別に耳鼻科医目線で見てみました。

ひとまず 2018年 3月のランキング 1位〜20位まで

カウントダウン!

 

1位 鼻腔入口部を広げるクリップ 反復使用可 298円

2位 鼻腔入口部を広げるクリップ 反復使用可 500円

3位  マウスピース 反復使用可       880円

4位 マウスピース 反復使用可       1480円

5位 開口防止サポーター 反復使用可    500円

6位 開口防止テープ 40枚入り                    780円

7位 マウスピース 反復使用可        500円

8位 マウスピース 採型可 反復使用可    1125円

9位 鼻腔入口部を広げるクリップ 反復使用可 380円

10位 開口防止テープ 120枚入り        1740円

11位 開口防止枕   2138円

12位 舌前方牽引固定具       1380円

13位 鼻腔入口部を広げるクリップ 反復使用可 920円

14位  鼻腔入口部を広げるクリップ 反復使用可 399円

15位 鼻腔拡張テープ(鼻背に貼るタイプ)30枚入り 680円

16位 開口防止テープ 80枚入り  1280円

17位 マウスピース 反復使用可        980円

18位  マウスピース2個入り 反復使用可     700円

19位  開口防止テープ 30枚入り  680円

20位  鼻腔入口部を広げるクリップ 反復使用可 270円

 

医師目線で、ちょっとキビシイ目に見てみると、

ホントにこれで大丈夫かな?、となかなか気になるランキングとなっています。

ランキングされている商品は大きく分けて3系統あります。

①鼻腔を広げる系:7商品(鼻腔入口部を広げるクリップ、鼻背部用テープ)

②開口を防止する系:6商品(テープ、サポーター、枕)

③マウスピース:6商品

ちょっと異質なのが 12位にランキングされた

舌を前方に牽引して固定する器具、になります。

まず①:一番多くランキングされていた鼻腔を広げる系:7商品(鼻腔入口部を広げるクリップ、鼻背部用テープ)

 

①に属する商品は、基本的に鼻腔の入り口のみを拡げるタイプのものです。

 

鼻の穴を広げて、鼻の通り(鼻腔通気度といいます。)を改善しようというわかりやすいコンセプトです。

 

鼻腔入口部のみ、で鼻づまりある方には効果的かもしれません。極端に鼻の穴が小さい、とか。(実際にはほとんど見かけることはありません。)

 

鼻の通り(鼻腔通気度)は、鼻腔の入口部だけで決まるわけではありません。

 

それゆえ、鼻粘膜の腫れなどで鼻づまり原因となる部位にはあまり効果的ではない可能性が高いです。専門的な言葉になってしまいますが、アレルギー性鼻炎などで下鼻甲介の腫脹があるような場合、あるいは鼻汁が多い要な場合には、通気度改善の効果が得られにくいのではないかと思われます。

 

②:2番めに多かった開口を防止する系:6商品(テープ、サポーター、枕)

開口しないように口を固定して眠るには、鼻がよく通っていることが前提です。

 

強い鼻閉のある方は、息ができなくなってしまうので、この系統の商品はまず使えないと思います。

 

鼻閉はないのだけど、口を開けてしまう癖があるという方には効果が期待できます。

 

鼻閉のみでなく、顎が小さく、相対的に舌が大きい方や、肥満なども口呼吸傾向の原因になるので、使える方がある程度限定されるかと思います。

 

日本人は顎が小さい方も多く、相対的巨舌という状態になりやすいといわれ、痩せ型でもいびきや無呼吸が多く認められる原因のひとつと考えらています。

 

③マウスピース:6商品

本来、睡眠時無呼吸用のマウスピースはは歯科医がその方の歯の状態や咬合もチェックして、装着時に気道開くように作成するもの(スリープスプリント)なので、既製品では効果的にフィットしない、あるいは歯にも負担がかかる可能性があると考えられます。

 

(スリープスプリント:下顎(あご)を前方に突き出した状態で、上下のあごを固定する:)

 

いずれの商品も、効果が得られたというレビューがあるようなので一定の効果があるのだろうと思いますが、これだけでいびき・睡眠時無呼吸を解決するのは難しそうです。

 

このような商品は「何か付けて いびきを軽減する」アイデアのものばかりですが

耳鼻咽喉科では、

鼻咽頭形態の評価、睡眠状態の評価(簡易検査、終夜睡眠ポリグラフ検査)を行い、

その結果を考慮し

保存的理療(生活指導、内服治療、フィットするスリープスプリントのご案内、CPAP導入〜経過フォローアップ、必要に応じてナステントなどオプションのご案内)

観血的治療(鼻粘膜レーザー焼灼や、鼻腔手術による根本的な鼻腔通気度の治療)

など多くの選択肢から、トータルで睡眠改善へのご提案ができます。

 

Ya●ooショッピングでもうひとつすっきりしないようでしたら

ぜひ一度ご相談いただけたらと思います。

 

まずはお電話でご相談ください。

耳鼻咽喉科サージクリニック 老木医院 中西 悠 までお問い合わせください。

電話 0725−47−3113

 

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