鼻閉/鼻づまりを改善する方法

【専門医】鼻中隔湾曲症手術すべき理由4選

 

内視鏡下鼻副鼻腔手術を年間60〜80件執刀する専門医/中西悠が解説します。

遠方、海外からの手術相談にも対応しています。

担当手術の約半数は他府県からの手術依頼です。

治療のご依頼は ページ下端の連絡先までご連絡いただければ、ご案内いたします。

 

 

手術が適応になるくらいの鼻中隔湾曲症と診断されたとき...

 

「この鼻づまりが治るの? 長いこと困っていたので、やります!」

 

と即答できるくらい、鼻閉でお困りであったなら、迷うことはありません。

 

しかし

 

今までこの鼻で生きてきたのに、今更...手術まで必要なの?」

 

と手術をためらわれる方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

 

 

このページでは、手術が適応になるくらいの鼻中隔湾曲症があると診断されたが

手術を行うか迷っているという方向けに、賛成派、反対派の2つの方向性から説明します。

まず

1.手術を前向きに考えるべき場合について説明します。

逆に

2.   すぐに手術をせず、しばらく様子を見てもよい場合についても解説します。

 

注:鼻中隔湾曲症の手術を行う際には、両側の下鼻甲介という鼻腔外側の粘膜ヒダにも操作を加え、左右のバランスをとる事が多いです。

 

このページでは「鼻中隔湾曲症+粘膜下下鼻甲介骨切除術」を行う前提で解説しています。

 

1.手術を前向きに考えるべき場合

 

鼻づまり(鼻閉)でそれほど困っていない と思われる方も、
鼻閉に加えて、次のような症状があれば、積極的に手術を考える理由になります。

 

①いびき・睡眠時無呼吸がある方

太っていないのに、タバコやアルコールも飲まないのに いびきがひどい

 

睡眠中、息が止まっているといわれる。

 

顎が小さい。

 

昼間とても眠い。

 

よく寝ても疲れが取れにくい。

 

朝起きると 口がカラカラに乾いている。

このようなエピソードがあれば鼻閉がいびき・無呼吸を悪化させる因子になっている可能性を考えます。

 

鼻中隔湾曲症がある場合、起きているときはそれほど困らなくても、横になると血流の変化から鼻が詰まりやすくなることがあります。

 

鼻呼吸ができることはよい睡眠の第一歩です。

 

 

いびきや睡眠時無呼吸は加齢に伴って代謝が落ち、体重増加することも悪化の原因になります。

 

今まで平気だった...としても、生活環境や年代が変わって、上記のような症状があるなら、手術を考えるべき理由になります。

女性では閉経後、ホルモン変化により いびき/無呼吸が増悪することがあります。

 

重症の睡眠時無呼吸は、CPAP治療が適応になり、鼻中隔矯正術のみでは解決が難しいと考えられています。

 

しかしながら、そもそも鼻づまりがひどいとCPAPも上手く使えないので、CPAPを使うために鼻中隔矯正術を行うことも多いです。

②アレルギー性鼻炎がある方

 

スギ、ひのきなどの花粉症のシーズンに鼻閉のひどい方。

 

ハウスダスト、ダニなど通年性のアレルギー性鼻炎で、一年中鼻詰まり気味の方

 

アレルギー性鼻炎の治療をしても、鼻閉が残る方の中には、高度な鼻中隔湾曲症をお持ちの方がいらっしゃいます。

耳鼻科で治療されていても、手術に積極的でない施設の場合には、鼻中隔湾曲について全く指摘もされないことがあります。

③副鼻腔炎を繰り返す方

風邪の後に、かならずおまけのようについてくる副鼻腔炎(蓄膿症)を繰り返す方がいます。鼻中隔弯曲症を伴う場合、鼻閉が高度となり、本当にしんどいです。

副鼻腔炎は飲み薬の治療でもかなりの方がよくなりますが、すっきりと治らない場合、鼻中隔弯曲症の手術と同時に副鼻腔炎の手術も行うことができるので、とても良い手術適応です。

④鼻出血を繰り返す方

本当に高度の鼻中隔湾曲症では、鼻出血を繰り返すことがあります。鼻の入口で極端に鼻がつまっている方に多いです。

このレベルで高度に曲がっている方だと、鼻がすっきり通った記憶がない」という方もいらっしゃいます。

そのような場合、むしろご本人は意識していなくて、鼻詰まりの訴えは少ないこともあります。

 

2.   すぐに手術せず、しばらく様子を見てもよい場合。

市販の点鼻薬(血管収縮薬を含むもの)を連用していたような場合は、薬剤性鼻炎による頑固な鼻閉を生じている場合があります。

 

高度な鼻中隔湾曲症が原因で点鼻薬を連用せざるを得ないような状態であれば、すぐに手術を決めても良いと思います。

 

しかしながら、手術時の出血が多くなりがちなので(粘膜下鼻甲介骨切除術の際に)、まずは点鼻薬を休止し、病院処方のステロイド点鼻に移行するほうが無難です。

花粉症などアレルギー性鼻炎のひどいときや、急性副鼻腔炎などの理由で、一時的に強い鼻づまりがあるときも、手術を急いで決めずに保存的治療(手術以外の治療をこのように表現します。)を行ってみるほうが良いと思います。

鼻詰まりの治療に迷われたら、ぜひご相談ください。

鼻がすっきり通ると、睡眠の質が良くなり、日中のパフォーマンス向上が期待できます。

過去に他院で手術を受けたものの、鼻閉が残るので改善を希望される、ような方にも対応しています。

手術は、はるか耳鼻咽喉科より車で5分程の関連施設である老木医院(入院手術室あり)にて行います。

「ブログ、Youtubeを見てきました!」と遠方からの手術相談に来られるケースも多いです。

細心の注意をはらって、治療のお手伝いをさせていただきます。

手術のご相談は、はるか耳鼻咽喉科にお電話でお問い合わせいただくか、質問フォームよりご連絡ください。

 

 

大阪 和泉市の耳鼻咽喉科

はるか耳鼻咽喉科

電話 0725-50-3333

耳鼻咽喉科専門医:中西 悠

 

 

 

鼻中隔湾曲症の治療の詳細についてはこちら↓

鼻中隔弯曲症の原因と治療〜短期手術で治せます〜

 

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