ナステントって何?
鼻腔に挿入されたチューブにより、気道の閉塞を予防しようとするデバイスです。
ナステントのフィッテイング
ナステント公式サイトから
オンラインフィッティングがご案内できます。

ナステントはどうやって購入する?
そのため購入にあたっては、ナステントのフィッティングと使用法の説明を受け
医師により記入されたナステントの指示書が必要になっています。
指示書にあるナステントのみ、ナステント取扱販売店もしくはWEBで購入することができるシステムです。

これはナステントのサンプルキットです。 フィッティング用のサンプルキットなので市販のものと異なり、長さの異なるナステント6本が入っています。
(購入できるものは、同じ長さ、硬さのナステント7本入り)
長さ120〜145mmまで。使用する方に合わせて長さを選び、使用感を確認するために使うキットです。


ナステントの先端にゼリーが塗られた状態で入っています。
ゼリーに触れること無く、ナステントの端のほうを持って鼻腔に挿入します。
左写真は、気道のカットモデルです。青い部分が気道が狭くなりやすいポイントです。
カットモデルにナステントを挿入してあります。実際には、鼻の入り口の鼻中隔に、ナステントのフックを引っ掛けて固定します。
ナステントは口蓋垂(のどちんこ)より少し下まで届く長さを選ぶことになっています。右写真は、ナステントによる空気の流れを示します。
ナステントってどんな感じなの?
実際に入れてみると、ほとんど目立たず、やわらかい素材なので、鼻、のどの違和感もそれほど強くありません。
はじめは喉のあたりにナステントが触れるのが気になりますが、それよりも鼻がスースーよく通るので、普段、鼻呼吸がしにくい方だと、ずいぶん気持ちよく感じられるかと思います。
3日くらいで、慣れたという声をよく聞きます。
寝る時は本来、鼻呼吸に戻ろうとするので、特に夜間鼻閉のある方のいびきには、手軽にアプローチできる手段として試してみる価値のあるデバイスかと思います。
フィッティングについて
ナステントの長さが合っていないと、効果を期待できないばかりか、違和感が強くて使えない、という残念な状態になってしまいます。また鼻から直接入れるものなので、アレルギー性鼻炎や、副鼻腔炎になりやすい方などは耳鼻科的なケアが必要だと思います。
耳鼻咽喉科医の視点から、フィッティングには少し時間をかけて、
お鼻の状態に合わせたベストの長さになるようご案内いたします。