Haruka Nakanishi, MD, PhD

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2012.4 Triological Society annual meeting poster award 1stplace (Otology & Neurotlogy)
SASCARE(サスケア)のサイト名は、睡眠時無呼吸(Sleep Apnea Syndrome: SAS)の治療(Care)の意味をこめて名付けました。
2017年4月より、「耳鼻咽喉科サージクリニック 老木医院」で手術を中心とした耳鼻咽喉科診療を行っています。当施設では、手術室2室とベッド10床を持ち、短期滞在手術を積極的に行っています。
2019年10月に「はるか耳鼻咽喉科」が開院し、代表を務めています。引き続き、老木医院で手術を行っています。
老木医院には複数の医師が在籍し、それぞれが専門性の高い診療を行っています。私自身は、鼻疾患と耳疾患を多く担当させていただきます。当施設では鼻疾患の手術を担当させて頂くことが大変多いのですが、鼻閉に困ってこられた方の生活背景には、しばしば睡眠の問題があることに興味を持つようになりました。
鼻疾患の治療と、睡眠医学の橋渡しができればとの思いから2017年7月にSASCAREを立ち上げました。
その後、鼻呼吸と睡眠を結びつけた治療への知見が増えるにつれ、もっと患者さんの生活全般を広く見渡して、生活スタイルの改善なども、最新の知見を元にご提案できるといいな、と考えるようになり、抗加齢医学(アンチエイジング医学)に興味を持つようになりました。
アンチエイジング医学という字面からは、「老いを否定すること」のように誤解されがちですが、実際にはそうではなくて、その本質は、アンチ病的エイジングです。つまり、健康で元気にすごせる期間を伸ばすための医学知識です。
このサイトの理念はちょっと長くなってしまいますが、上記のような思いをつなげて、
鼻閉といびき・睡眠時無呼吸から抗加齢(アンチエイジング)を考えるサイトといたしました。よろしくお願いいたします。
はるか耳鼻咽喉科
中西 悠
Youtubeにいろいろ動画アップしています。
追記:
進学のため、高校卒業後21年ほど九州の宮崎県で過ごしました。
宮崎は国内でも有数のサーフィンのメッカ。宮崎大学在学時代にサーフィンをはじめ、たいした成績は残せませんでしたが、アマチュアコンテストにも参加していました。
サーファーズイヤー(正式には外耳道外骨腫)は長年の寒冷水、冷風刺激により外耳道が狭くなる状態です。病変が高度になると、水抜けが悪くなり、外耳道炎や難聴の症状が出ます。耳鼻咽喉科になって数年後の2008年に、サーフィンの大会でサーファーズイヤーの検診をさせてもらう機会がありました。その後、継続して各地のイベントにお邪魔して、サーファーズイヤー検診や、予防法の啓蒙活動を行っています。
カリフォルニア州、サンタクルーズにこの疾患に革新的な手術法を開発された Dr. Douglas Hetzlerがいらっしゃいます。私はDr.Douglasに師事し、手術を受ける方の負担の少なく、安全な手術法を学びました。短期間で治療が完結し、必要があれば両耳同日に手術可能なので、国内外から多くのサーファーが治療に来られています。