睡眠とアンチエイジング
2017年にいびき・睡眠時無呼吸のサイト SASCAREを立ち上げてから、鼻疾患の治療の際には、常に睡眠のことを意識するようになり、睡眠に関係した情報に触れる機会も格段に増えました。
睡眠医学には、通常の耳鼻咽喉科の領域では触れることのない事柄も多くあります。
例えば近年の研究では、睡眠中に、脳内のアミロイドβという物質が掃除されていることが分かってきています。そこで、アミロイドβを掃除してもらうためには睡眠が大事だろう、ということになります。注:アミロイドβ(認知症や、高齢者の鬱との関連が指摘されている物質)
良い睡眠は全身に良い影響を及ぼし、健康寿命の延伸に重要であるということは、さまざまな角度から実証されています。
また認知症やアルツハイマー病については、睡眠がその発症や進行に深く関わるという研究結果がも出てきています。
そうであるならば、鼻呼吸を改善して、睡眠の状態がよくなれば、いびき・無呼吸のみならず健康寿命の延伸が期待できるという仮説が成り立ちます。
SASCAREサイト理念を修正
SASCAREサイト開設以来、「鼻づまりを良くして、いびき、睡眠時無呼吸を改善しよう」
がサイトのテーマであったのですが、良い睡眠がアンチエイジングにつながるのであれば
誰にとっても他人事ではなく、
SASCAREのサイトテーマを修正することにいたしました。
トップ画像のメッセージを以下のように変更しました。
「鼻づまりといびき・無呼吸から抗加齢を考えるサイト」
睡眠と加齢性変化は切っても切れない関係にあります。
加齢とともに、脳や身体を使う仕事や運動量が少なくなるため、基礎代謝量も減少し、身体が必要とする睡眠量は減少します。