耳鼻科専門医が解説

【超わかりやすい】慢性中耳炎:専門医解説 Youtubeテキスト版

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Youtube: 「慢性中耳炎 専門医の解説」のテキスト版です。

 

慢性中耳炎とは鼓膜に穴が開いているもの

慢性中耳炎って、どういうものかといいますと

鼓膜に穴があいているもの、のことです。

そういう言葉の取り決めがあるんですね。

どうして穴があくのか?

原因は いろいろと ありますが

急性中耳炎

外傷 

鼓膜チューブ留置術後に 穿孔が残るケースなどが

多いです。

症状

 耳漏: みみだれをくり返すような時はそれだけでも手術適応になります。 

 難聴: 穴を塞げば必ず聴こえが良くなるというモノではありませんので

    手術前の評価が重要です。

手術できるかどうか

鼓膜穿孔の観察:  単純穿孔で他の疾患がないか確認します。鼓膜の石灰化や厚み、鼓室粘膜の腫れなどを見ます。

 

聴力検査

パッチテスト:鼓膜穿孔を仮に塞いでみて、どれくらい聴こえが良くなるかテストします。ちゃんと鼓膜の穴が塞げていないと、判定が上手くできません。

 

耳管機能検査:鼻と耳をつないでいる管が耳管。この機能が悪いと手術しても中耳の含気が得られない可能性があります。 小児の場合、およそ8〜9歳以降に成人の機能程度まで発育してくると考えられています。

 

CT:耳小骨の形態、耳小骨周囲の軟部組織陰影、乳突蜂巣の発育、炎症の有無など確認します。

手術 

耳内切開でも、耳後切開でも可能ですが、どちらが望ましいかは、お耳の状態によります。顕微鏡で行う場合もあり、内視鏡で行う場合もあり。

耳内切開では、接着法や リティンパという材料を使用することがあります。

耳後切開では、overlay法.  inlay法. underlay法とやり方があります。

inlay法は、一般的に操作がやや難しいとされていますが、

鼓膜の形態を自然なカタチに近く仕上げられて、術後の聴こえの成績が良いので、私はin-lay法で手術を行っています。慣れてしまえば操作は難しいという程ではありません。

鼓膜形成術は前向きな手術

鼓膜の穴を塞ぐことで、聴こえが良くなるような場合は当然のことながら、手術後の患者さんの満足感は高い手術です。

鼓膜に穿孔があり、ときどき耳垂れが出てくるような場合は、そのまま補聴器を使うと壊れてしまうこともあります。鼓膜の穴を塞いで、耳垂れを止めるだけでなく、補聴器の効果を上げる目的で手術が行われる場合もあります。

 

手術が上手くいけば、常に聴こえが良くなり、ほとんど手のかからないお耳になります。

患者さんの生活レベルが向上するので、とても前向きな手術です。

 

私が耳鼻科医になろうと思った理由のひとつは、この手術ができるようになりたかったからです。

 

慢性中耳炎でお困りの方いらっしゃいましたら

治療のご相談をお待ちしておりますね。

はるか耳鼻咽喉科 

電話 0725-50-3333

耳鼻咽喉科専門医:中西 悠

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